高血圧は薬で治らないは本当か?

高血圧

このサイトに訪れたということは、既に高血圧と診断されたことでしょう。40代の女性は、このころから徐々に女性ホルモンのバランスが変わり、プチ更年期のような症状が現れはじめます。

 

すると女性ホルモンの働きで今まで血圧が安定していたのが、40代から急に血圧が上がる人が増えてくるのです。

 

しかし、はじめて高血圧と診断され薬を処方され飲み続けている人のなかには、「薬は一生のみ続けなければならないの?」という疑問を感じている方もいるはずです。一般的な高血圧の治療は、食事療法と運動療法、薬物療法の3つが揃いはじめて治療効果が得られるものだといわれています。

 

そのため、一度高血圧になったら、その薬は一生のみ続けなければならないのです。食事療法や運動療法で大幅に血圧が下がるなら経過観察で大丈夫ですが、実は一般的に利用されている食事療法・運動療法にも問題が隠れています。

 

また、高血圧で使われる薬の多くは副作用を持ち、一度飲んだら副作用を抑えるために新たな薬が追加され、薬がどんどん増えていく現状があります。

 

このサイトでは、高血圧を薬で治すのではなく、高血圧になった根本的な原因を解消する方法をお伝えしています。女性が40代になり、はじめて高血圧だと診断された方は、まだまだ生活習慣の改善で薬は止められます。このサイトで紹介していることは

・ 誰でも簡単にできる
・ お腹いっぱい食べられる
・ 薬に頼らなくてもよい
・ 塩分制限は必要ない
・ お酒もOK
・ さらに糖尿病や癌にも効果的
・ 激しい運動は不要
・ 薬の副作用が心配な方におすすめ
・ 数々のダイエットに失敗してきた

これらの希望がある方に最適な方法です。高血圧は肥満とも関係があるといわれており、体重が多い方はダイエットも必要となりますが、紹介する方法は数々のダイエットに失敗してきた人でもできる方法です。

 

どのような方法なのか気になる方は、「高血圧の基礎知識」「高血圧の治療方法」「将来のリスク」「高血圧の一般的な治療の問題」「高血圧の予防になる食事法」「高血圧のQ&A」を順番に読み進めてみてください。

 

また、急いでいる方、時間が無い方は「高血圧の予防になる食事法」を先に読むと時間短縮になります。ほかの項目はお気に入りに登録し、時間がある時にでも読んでみてください。


高血圧とは?

高血圧

高血圧とは、血圧が正常の範囲より超えている状態が長く続くことです。高血圧は生活習慣病のひとつに数えられ、血圧が高いと心疾患や腎不全、脳卒中などを招くことから、治療の必要がある病気だとされています。

 

高血圧は中高年の人がなるイメージが高いのは、40代を過ぎると代謝が落ちて太りやすくなり、肥満がある人は高血圧になりやすいからです。しかし、40代を超えていきなり高血圧になるというより、若い頃からの生活習慣が蓄積し代謝が落ちた40代以降で発症しやすいと考えておくべきです。


高血圧の数値

高血圧がなんとなくわかったら、次は高血圧だとされる数値を明確に覚えてみましょう。

 

上・・・140mmHg以上
下・・・90mmHg以上

これより血圧が高ければ高血圧だと診断されます。しかし、血圧は上がれば上がるほど体に負担がかかるため、この数値より下回るほうが健康によいといわれています。

 

上・・・130mmHg以下
下・・・85mmHg以下

この数値を目安にすると、健康な状態が保ちやすくなります。

 

この数値の目安は一時的に上がっているだけでは高血圧だとはいえません。運動、入浴、緊張したときなどに血圧は上昇するのですが、これらの際に血圧が高くても問題ありません。安静時の血圧が高く、それが続いているときにはじめて高血圧だと診断されます。

 

人によっては白衣を見ると緊張して血圧が上がる人がいますが、そのように明確に緊張していることがわかるなら、看護師または医師に伝えましょう。

高血圧の原因

高血圧の原因がハッキリしているものを「二次性高血圧」原因がわからないものを「本態性高血圧」と呼びます。高血圧の原因がわかっているものはわずかで、ほとんどが本態性高血圧になります。

 

しかし、本態性高血圧でも明らかな要因は判明しているわけで、全く原因がわからないわけではありません。

・ 遺伝的要素
・ 食生活の影響
・ ストレス
・ 肥満
・ 飲酒

などが原因となります。

 

食生活のなかでも塩分摂取量の増加は、高血圧の増加と関係があるといわれています。動物実験では塩分が多い餌を与えると、高血圧になることがわかりました。日本人の食塩摂取量は多く、味噌や醤油などの調味料や、漬物といった塩分が多い食事を多くとるため、欧米人より塩分摂取量の増加で高血圧になりやすいと考えられます。

 

塩分摂取量の平均は、1日12gです。WHOの基準によれば1日5g以下に制限すべきだとされています。

 

なぜ塩分濃度が高いと高血圧になるのかというと、体のの塩分濃度は一定に保つ働きが存在しており、過剰に摂取すると腎臓が働いて尿から排泄しようとします。そして塩分が多いと水を多く飲むよう促がされ、体内の水分量が増えていきます。このメカニズムの限度が超えると、高血圧が発生すると考えられています。

 

高血圧の自覚症状

高血圧が発生していても自覚症状はほとんどありません。高血圧の合併症が現れてはじめて症状を感じるのが一般的です。血圧計で測定して高血圧だと認識することはできますが、高血圧だけでは自覚症状は現れないのです。

 

しかし、次のような合併症が起これば、何らかの症状が出てくることになります。

・ 脳卒中
・ 虚血性心疾患
・ 心肥大
・ 心不全
・ 腎障害
・ 動脈瘤
・ 閉塞性動脈硬化症
・ 眼の障害

高血圧と薬

高血圧の薬は、高血圧治療指針(ガイドライン)にあるものを使用することが多いようです。

 

高血圧の治療薬は主に、血管を拡張させる薬、血液量を抑える薬に分けられます。それぞれに副作用が存在しており、一部使えない人がいるため、その人に合わせた投薬が行われます。

血管を拡張させる

カルシウム拮抗薬、ACE阻害薬、アンジオテンシンU受容体拮抗薬、α遮断薬
高齢者や合併症を起こしている方はこちらの薬がよく使われます。

 

血液量を減らす

β阻害薬、利尿剤
高齢者または若い人でも使われることがあります。

 

どちらの薬も持病を持っていると使えない薬ありますし、妊娠中の方が使用できない薬や、起立性低血圧を起こすもの、喘息発作の誘発を起こすタイプもあります。

高血圧の食事療法と運動療法

高血圧

一般的な薬物療法と合わせて、食事療法や運動療法が用いられます。高血圧が軽度であれば薬剤を使用せず、この2つの療法にて血圧を下げるよう指導されます。

 

食事療法とは減塩が基本で、理想的な摂取量は1日3.8gとかなり少なくなります。日本では目標値として、1日6gの基準が使われることもあります。しかし、減塩で高血圧が改善されるのは、全体の30〜40%とあまり効果は現れていません。

 

そこで合わせて行いたいのが、カリウムが多い食品を多く摂り塩分濃度を調節すること、飲酒を適度に制限する方法です。さらに肥満の人は痩せることが効果的なこともあるため、減量が勧められることもあります。

 

高血圧は合わせて運動療法を行うと効果的だといわれます。1日30分程度の運動でよく、有酸素運動を継続的に行なうことが、血圧を下げるために有効とされます。食事療法と運動療法を合わせてやると、血圧が下がるだけでなく体重が減ったり、コレステロール値なども低下する傾向があります。


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