高血圧のペルジピンの使い方
高血圧の薬で、「ペルジピン」があります。血管を拡張させ血圧を下げる薬で、血流をよくする効果や、心臓の負担を減らす働きがあります。
高血圧の薬ペルジピン
カルシウム拮抗薬のひとつで、血管壁の細胞にカルシウムが取り込まれるのを防ぎます。カルシウムが多くなると血管が収縮しやすくなり、そのため血圧が上昇してしまうのです。
高血圧の薬の中でもよく効き、安全性が高い薬だといわれています。1日1回の服用でもよく、年齢を問わず服用できます。
・ 妊娠中の方
・ 脳卒中の急性期
これらの方には使用することはできません。腎臓病や肝臓病、緑内障の人も注意が必要で、高齢者も副作用が出やすいため注意しながら処方されます。
グレープフルーツとの相性は悪いため、薬を服用するときにグレープフルーツジュースを飲むと、薬の濃度が上がり薬が効きすぎる可能性があります。
ペルジピンの副作用
顔のほてり、潮紅などが起こる可能性があります。頭痛や動悸、めまいなども起こすことがありますが、慣れてくるとあまり気にならない人も多いようです。重度の副作用は少なく、比較的安全な第一選択薬として使われています。
ペルジピン注射液
ペルジピンは高血圧性緊急症や急性心不全を起こした時に、注射液として使用することがあります。ただし、急性心不全において、高度な高度な大動脈弁狭窄・僧帽弁狭窄、肥大型閉塞性心筋症、低血圧、心原性ショックがある場合は使えません。また、脳出血急性期の場合は、この薬を使用すると出血を促進させる可能性があります。
注射にて目的の血圧低下が得られた場合は、経口投与に切り換えます。
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